ウイスキーの種類は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーに分けられる。
その違いはというと、
モルトウイスキーは、単式蒸溜器で蒸溜し、
グレーンウイスキーは、連続式蒸溜器で蒸溜する点にある。
どちらかと言えば、モルトウイスキーの方が個性が出やすく、
グレーンウイスキーはクセがなく。マイルドな味わいのものが多い。
近年、日本でも人気なのが、モルトウイスキーで、
その中でも、1つの蒸溜所で造られたもののみを瓶詰めしている、
シングルモルトウイスキーが人気である。
それまでのウイスキーの飲み方と言えば、
水割りやロックが多かったが、最近はシングルモルトをストレートで味わい、
各蒸溜所の個性を楽しむ人が増えている。
シングルモルトには、甘いものもあれば辛いものもあり、香りも様々だ。
ものによっては、クセや香りが強烈過ぎて、
有名銘柄であっても、自分の好みでないものもあるだろう。
それだけ、シングルモルトのは個性の強いものなのだ。
熟成年数、樽の種類など、1つの銘柄だけでも、
様々なシングルモルトの種類が楽しめる。
そのシングルモルトが生まれた歴史的背景や土地などを知れば、
もっとウイスキーを楽しめ、味わい深いものとなってくる。
むやみやたらに蘊蓄を覚え、他人に披瀝する必要はないけれども、
シングルモルトには、人を引き付ける魅力が存在しており、
その違いを楽しむ愛好者も増えてきている。
度数が高いと毛嫌いせずに、少しずつ、いろんな味を楽しんでみよう。